カマス科の魚類はすべて海水魚で、太平洋、インド洋、大西洋の熱帯・亜熱帯域に幅広く分布する。主に沿岸域に生息し、珊瑚礁や岩礁の周囲で群れを形成し、活発に泳ぎ回る。食性は魚食性で、イワシなど他の魚類を貪欲に捕食する。ヒトに対して攻撃性を示す魚類の一つであり、一部の地域ではサメよりも危険な存在と捉えられている。
ほとんどの種類が釣魚あるいは食用魚として利用され定置網などで漁獲される。肉は白身で淡白だが、生では水っぽく柔らかいため刺身で食べられることは少ない。ほとんどが干物・塩焼き・唐揚げなどに加工される。